メディア研修講座

本センターが,令和3年度から新たに設定した講座です。生涯学習・社会教育における先進的でモデル的なICT機器の活用について,学び,考えることのできる内容です。

本センターが,現代的課題や市町村等が抱える課題の解決に向けてテーマを設定し,講義や演習を行う講座です。

市町村等におけるICT機器等活用の促進と教育的課題の解決を図るために,市町村等が実施するICT機器活用等に関する研修へ講師や技術支援として本センターの職員を派遣して行う講座です。

アドバンス型

地域コミュニティにおけるデジタル活用支援へ向けて

【開催日時】 令和4年10月14日(金)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室(メイン会場)
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者28人(鹿児島市,鹿屋市,枕崎市,阿久根市,出水市,
指宿市,霧島市,いちき串木野市,南さつま市,南九州市,姶良市,三島村,十島村,大崎町,肝付町,大和村,瀬戸内町,龍郷町,徳之島町,和泊町,知名町,与論町)
【講  師】 名古屋大学大学院情報学研究科 准教授 浦田 真由 氏
【内  容】
(1) 高齢者のデジタル活用を支援
(2) 健康増進へ向けたICT利活用
(3) 健康増進のためのスマートスピーカーアプリの開発
(4) デジタル相談会の開催
(5) デジタル支援ボランティアの育成
(6) e-スポーツ体験会の開催
(7) 高齢者デジタル機器の利用を支援する担い手の育成

本講座では,ICT利活用を支援する人材育成のあり方やICT機器を活用した継続的・日常的な支援のあり方などの運営方法について,豊富なデータや具体的な取組を基に講演をしていただきました。
また,高齢者のデジタル機器利用を支援する担い手の育成について,自治体と連携して取り組んだデジタル支援ボランティアの活動やLINEオープンチャット,LINEミーティングなどの機能を活用した実践例を紹介していただきました。
受講者は,デジタル化が進む中で,デジタル・デバイド解消に向けて,講師の具体的な取組や手法,実践例について説明を聞いたり,質問をしたりしながら,自治体の生涯学習・社会教育担当者として今後,どのような方向性を持って取り組んでいけばよいかということについて考える機会を得ることができました。
Web会議システム「Zoom」を活用したハイブリッド型による講座でしたが,受講者は講師の話を大きくうなずきながら聞いたり,チャットツール「Slido」を使って質問や意見,感想を送ったりするなど,講師と受講者が双方向による活発なコミュニケーションをとることのできた講座となりました。
受講者からは,「高齢者にデジタルの便利さ,手軽さを伝えていくために,行政側が目標とする段階を明確にし,機器等の整備も含めて進めていくことがポイントであると感じた。」,「デジタル支援を行うに当たり,地域の人々を活用することで,持続可能な支援を行うことが可能となり,非常に有効な取組だと感じた。」などの感想がありました。

  

市町村等におけるデジタル・デバイド解消のための講座運営サポート講座(長島町)

【開催日時】 令和4年9月28日(水)13:30~16:00
【会  場】 長島町文化センターコミュニティーホール
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者13人(長島町,出水市,阿久根市)
【内  容】
(講義)講座の目的,オンライン講座に必要な機器・環境,オンライン講座の企画・運営,著作権・肖像権等
(演習)機器のセッティング,遠隔会議システム(Zoom)の操作方法,オンラインによるグループ討議

5月の志布志市,8月の西之表市に続き,今回は長島町を会場として,社会教育・生涯学習分野の推進役を担う各市町村等の担当者に向けて講座を実施しました。
前半は,オンラインに必要な機器・環境,実際に講座を開設する際の企画・運営,著作権・肖像権等の講義を行いました。後半は,Web会議システムを操作しながら,運営側としてどのような点に注意するのか,またどのようなトラブルが想定されどう対応するのかを体験していただきました。また,ブレイクアウトルームにて,今回の講座の中での疑問点等について,グループ討議をしていただきました。
受講者からは,「オンライン講座を行ううえでの必要な機材等を知ることができた。」「会議や講演のオンラインが増加しており,受講するためにも設備を整えたい。」「モバイルでは送信が安定せず,難しいことがよく分かった。」等の意見がありました。また,「他市町村とも交流ができて良かった。」と周辺市町村を含めての講座の良さを改めて知ることができました。今後も周辺市町村での連携にもつながる講座を考えていきたいと思います。

  

 

市町村等におけるデジタル・デバイド解消のための講座運営サポート講座(西之表市)

【開催日時】 令和4年8月10日(水)13:30~16:00
【会   場】 西之表市民会館301会議室
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者10人(西之表市,中種子町)
【内   容】
(講義)講座の目的,オンライン講座に必要な機器・環境,オンライン講座の企画・運営,著作権・肖像権等
(演習)機器のセッティング,遠隔会議システム(Zoom)の操作方法,YouTubeライブ配信の操作方法

新型コロナウイルス感染症により,急速に広まったWeb会議システムですが,今後は「学びを止めない」ため,そして「誰一人取り残さない」ための講座運営の1つの方法として,取り入れていくことも増えていきます。今回も前回の志布志市と同様,社会教育・生涯学習分野の推進役を担う各市町村等の担当者に向けて講座を実施しました。
前半は,オンラインに必要な機器・環境,実際に講座を開設する際の企画・運営,著作権・肖像権等の講義を行いました。講義では,実際にZoomを使用して,オンライン講座を体験してもらい,また後半はWeb会議システムを操作しながら,運営側としてどのような点に注意するのか,またどのようなトラブルが想定されどう対応するのか,システムの設定の仕方などを体験していただきました。
受講者からは,「生涯学習を推進するにあたってオンライン環境を整備することが急務であると感じました。」「Zoomをホストとして操作することはこれまでほとんどなかったので、実際に操作方法や機能が分かってよかった。」「YouTubeライブ配信についても意外に簡単に出来ることを知り、挑戦してみようと思った。」「実際にしてみてわからないことがきっとでてくると思うので、何度でも受講していきたい。」等の意見がありました。

  

 

市町村等におけるデジタル・デバイド解消のための講座運営サポート講座(志布志市)

【開催日時】 令和4年5月18日(水)13:30~16:00
【会   場】 志布志市文化会館集会室1
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者10人(志布志市,大崎町,東串良町)
【内   容】
(講義)講座の目的,オンライン講座における機器・環境,オンライン環境における企画・運営,著作権・肖像権
(演習)機器のセッティング,遠隔会議システム(Zoom)の操作方法,YouTubeライブ配信の操作方法

新型コロナウイルス感染症により,急速に広まったWeb会議システムですが,今後は「学びを止めない」ため,そして「誰一人取り残さない」ための講座運営の1つの方法として,取り入れていくことも増えていきます。今回は,社会教育・生涯学習分野の推進役を担う各市町村等の担当者に向けて講座を実施しました。
前半は,オンラインにおける機器・環境,実際に講座を開設する企画・運営,著作権・肖像権等の講義を行いました。また後半は実際に一人1台ずつ機器を使用し,Web会議システムを操作しながら,運営側としてどのような点に注意するのか,また設定の仕方などを体験していただきました。
受講者からは,「実際に操作しながらの研修で分かりやすかった。」「著作権についての知識を得ることができて有意義だった。」「難しかったが,何となく分かった。繰り返し勉強が必要だと感じた。」「オンライン会議については,参加者側でしかなかったので,運営側の苦労等が分かり,参考になった。」等の意見がありました。
今後も対面・オンライン・ハイブリッドをうまく使い分けて運営できるよう,各市町村と連携をとっていきたいと思います。

     

 

テーマ学習型

第4回~読みたくなる広報・チラシづくり~

【開催日時】   令和4年9月16日(金)13:30~16:00
【会   場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室
【参  加  者】 社会教育・生涯学習担当者8人(南九州市,東串良町,大崎町,南さつま市,姶良市,伊仙町)
【内   容】
(1) 情報を効果的に発信するためのチラシ作成のポイント
(2) 効果的なキャッチコピーつくりのポイント
(3) チラシ作成の実際

情報発信ツールの一つとして,チラシ作成の基本となるフォントや色使い,効果的なキャッチコピー等の内容に関する講義及び演習を実施しました。

前半の講義では,導入として受講者に100枚程度のチラシの中からいいなと思った1枚を選び,選んだポイントについて考える活動を取り入れました。その後,チラシづくりの7つのポイントに基づいて説明を行いました。

後半の演習「チラシ作成の実際」では,受講者の皆さんが考えたキャッチコピーやチラシ作成のポイントについて発表し合ったり,意見交換をしたりするなど,受講者に幅広い視点をもっていただく機会を取り入れました。また,一度作成したチラシとチラシ作成のポイントを説明した後に再度作成したチラシを見比べる活動を取り入れることにより,アドバイスを受ける前と受けた後の変化について視覚的に気付いてもらうことができました。さらに,お互いのチラシを見せ合いながら,説明をし合う活動を取り入れました。

受講者からは「他人と意見を述べ合うことで,他人のアイディアを感じるだけでなく,自分の考えやイメージをより具現化できたように思う。」「講義の内容を踏まえて作成したが,他の人の作成したチラシを見て気付かされることがあった。たいへん貴重な研修であった。」などの感想がありました。

  

第3回~Web会議システムの効果的な活用(中級編)~

 

【開催日時】   令和4年7月22日(金)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室
【参 加 者 】 社会教育・生涯学習担当者6人(知名町,伊佐市,指宿市,鹿児島市,南さつま市,十島村)
【内  容】
(1)   Web会議システム「Zoom」を活用したオンライン講座の企画・運営
(2) オンラインによる研修講座等の実践例
(3) Web会議システム「Zoom」を活用したオンライン講座に係る機器設営の実際

コロナ禍において,活用の機会が増えたWeb会議システムの実践的な内容に関する講義及び演習を実施しました。前半の講義では,オンラインによる研修講座等の実践例について,本センターの取組を接続のイメージ図や画像を使い,工夫したことなどを交えながら具体的に説明しました。後半の演習では,対面による講座の設営図をもとにオンライン講座用の設営図に書き直す活動を取り入れることにより,受講者の皆さんが課題意識を持って機器設営に取り組むことができました。

受講者からは「『オンライン研修講座』と一口に言っても様々な状況があり,それら一つ一つに対応しなければならないことが,具体的な例をもって知ることができたと感じた。」「図面では描けていたのに,実際,機器を目の前にして接続をしてみると難しいと感じる部分もあった。やはり,実際にやってみないと分からないと思った。」などの感想がありました。

  

 

第2回~Web会議システムの効果的な活用(初級編)~

【開催日時】   令和4年6月24日(金)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室
【参 加 者 】 社会教育・生涯学習担当者5人(さつま町,日置市,南九州市,大崎町,南さつま市)
【内  容】
(1)   Web会議システム「Zoom」について
(2) Web会議システム「Zoom」を活用したオンライン講座の企画・運営
(3) Web会議システム「Zoom」の操作について

コロナ禍において,活用の機会が増えたWeb会議システム「Zoom」の基礎的・基本的な内容に関する講義及び演習を実施しました。前半の講義では,Web会議システム「Zoom」を活用したオンライン講座の企画・運営をテーマに,オンライン講座の利点と課題等について事例を通して説明しました。後半の演習では,スクリーンに映し出された映像をもとに受講者一人一人が端末を利用して,実際にZoomの基本的な操作を行ってもらいました。また,受講者がホストになる場面を想定し,講師の画面を受講者と共有しながら説明を行いました。
受講者からは「実際に操作することで使用方法を理解し,覚えることができた。」「Zoomについては,今まで参加するだけでレコーディングやホスト機能について考えてこなかった。会議等を行う上で非常に便利な機能だと感じた。」などの感想がありました。

  

 

第1回~視聴覚教材予約システムの効果的な活用~

【開催日時】 令和4年5月20日(金)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室
【参 加 者 】 社会教育・生涯学習担当者5人(錦江町,日置市,曽於市,肝付町,姶良市)
【内  容】
(1)  視聴覚ライブラリーの運営について
(2) 視聴覚教材予約システムの利用法
(3) 著作権について
(4) 子供たちに自分事として考えさせる情報モラル教育
(5) サイバーセキュリティにおけるリスクや脅威とその対策

視聴覚教材の予約等を行う機会のある方々を対象に,視聴覚教材予約システムの効果的な活用方法と,著作権,情報モラル,情報セキュリティに関する講義及び演習を実施しました。前半はスクリーンに映し出された視聴覚教材予約システムの映像をもとに受講者一人一人が端末を利用して,実際に予約システムの操作を行っていただきました。後半の著作権や情報モラル,情報セキュリティに関する講座では,演習問題に取り組んでもらったり,回答を発表してもらったりすることにより,互いの考えを共有していただきました。
受講者からは「実際に操作しながらの研修だったため,分かりやすく身に付いた。」「著作権については,知らないことが多く非常に勉強になった。情報セキュリティ,情報モラルについても,今回学んだことをしっかりと生かしていきたい。」などの感想がありました。

  

 

サポート型

令和4年度大隅地区教育メディア研修講座

【開催日時】 令和4年8月5日(金)10:00~16:00
【会  場】 鹿屋市市民交流センター(リナシティかのや)1階パソコン学習室
【参 加 者】 市町教育委員会社会教育関係職員及び教職員(計9人)
【内  容】
(講義①)鹿児島県視聴覚ライブラリーについて
(講義②)情報モラル教育について
(講義・演習③)視聴覚教材の作成①(素材加工)
(講義・演習④)遠隔会議システムの活用
(講義・演習⑤)視聴覚教材の作成②(コンテンツの結合)
大隅地区の市町教育委員会社会教育関係職員と教職員を対象に,本センターから講師として職員を派遣し,実施しました。
県視聴覚ライブラリーの教材貸出の紹介,情報モラル教育の在り方,Zoomによる遠隔会議システムの実際,パワーポイントによる教材作成などの研修を行いました。
受講者からは,「自宅待機の生徒に対し行う取組として,Zoomでの配信や録画した授業の提供を考えていたので,今回の研修でZoomのことやパワーポイントの録画について知ることができ,よい勉強となった。」「4月から市役所に入庁し,視聴覚の担当になったが,まだまだ知らないことが多く,勉強不足だと感じた。これからZoomや映像編集にも挑戦していきたい。また,今日作った教材は,今後の素材の一つとして生かしていきたい。」などの感想をいただきました。

  

〈薩摩川内市〉令和4年度パソコンによるビデオ編集講座

【開催日時】 令和4年7月12日(火)10:00~16:00
【会  場】 薩摩川内市中央公民館1階 視聴覚室
【参 加 者】 薩摩川内市民(計10人)
【内  容】
(講座1)ビデオ映像作品制作の詳細/シナリオ作成/ビデオ編集の役割と技法/ビデオ撮影の基本
(演習1)デジタルビデオカメラによる撮影
(演習2)ビデオ編集ソフトの基本操作説明及び演習
(演習3)ビデオ映像作品の制作
ビデオ撮影からパソコンによる編集まで一連の作業を体験する講座で,本センターから講師として職員を派遣し,実施しました。
当日は天気にも恵まれ,実際に公民館周辺でビデオ撮影を行い,撮った動画をビデオ編集ソフトで加工し,出来上がった作品はDVDに保存し持ち帰っていただきました。参加者からは,「ビデオ撮影やパソコンによる編集作業等の全体の流れが分かったので,自分の好きな動画をこれから作成したいと思います。」などの感想をいただきました。

  

令和4年度鹿屋市P連担当役員研修会

【開催日時】 令和4年6月9日(木)19:00~20:30
【会  場】 鹿屋市中央公民館 1階集会室
【参 加 者】 市P連担当者21人
【内  容】「Webを活用したPTA活動」
時代に合ったPTA活動を推進するために、Web活用について、講義や操作体験等から学ぶ
〇GIGAスクール構想から見えてきたこと
〇オープンチャットを使ってみる
〇グーグルフォームを使ってみる
〇Web会議システムを使ってみる
参加者からは、「ラインのオープンチャットなど、実際に自分の携帯で参加するなどの操作体験があって、楽しくあっという間の時間でした。」「これからの時代にあったPTA活動について考えさせられました。」などの感想がありました。

  

令和4年度写真撮影技術講習会

【開催日時】 令和4年4月27日(水)10:00~11:30
【会  場】 かごしま県民交流センター 西棟5階 ICT大研修室
【参 加 者】 議会事務局職員9人
【内  容】 議会の活動記録や広報に用いる写真について,被写体をより見やすく効果的に表現する撮影技術に関する講習会
本センターの職員が講師を務め,議会活動等で写真撮影を行う機会のある職員を対象に,カメラの構え方,ピント合わせ,構図の工夫などの撮影技術についての講習会を実施しました。
参加者からは,「行政視察や研修等の様子を撮影することがメインとなるため,フレーミングの背景と被写体の構図について大変参考になりました。」「実際に考えながら撮影することの重要性を感じました。」などの感想がありました。

  

令和3年度のメディア研修講座

~オンライン・メディアでなにができるのか?~

【開催日時】 令和3年10月14日(木)14:00~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室(メイン会場)
【講  師】 東京大学大学院情報学環教授 水越 伸 氏
【参 加 者】  社会教育・生涯学習担当者19人
(指宿市,枕崎市,出水市,曽於市,西之表市,南九州市,姶良市,さつま町,長島町,大崎町,肝付町,南種子町,屋久島町,知名町,県教育庁社会教育課)
【内  容】
(1) 講義1:メディア論の観点
(2) WS1:メディアとしてのZoom
(3) WS2:検索エンジンいろいろくらべ
(4) 講義2:オンラインでできること,できないこと
(5) WS3:あいうえお画文
(6) WS4:声のメディアの可能性

本センターでは,本年度から先進的でモデルとなるような内容を取り上げたアドバンス型のメディア研修講座をはじめました。その第1回目となるのが,今回の東京大学大学院情報学環教授の水越伸氏による「オンライン・メディアでなにができるのか?」の講座です。本講座では,まずオンライン・メディアの可能性について,メディア論の第一人者である水越氏から「メディア」とは何かといった根本的なことから「メディアでできること,できないこと」など,具体的な実践例を基に講演をしていただきました。
また,受講者は「オンライン・メディアでいかに学び,教えることができるのか。なにができ,なにはできないのか。」という今日的課題に対して,講師の具体的な取組や手法について説明を聞きながら,オンライン・メディアの可能性と限界について考える機会を得ることができました。
さらに,効果的でどこでも誰でも簡単に取り組むことのできる「あいうえお画文」や「オンライン・ラジオ」といったメディアを活用した地域づくりや生涯学習・社会教育のための具体的な実践例について詳しく教えていただきました。
Web会議システム「Zoom」を活用したオンライン講座でしたが,講師の話を大きくうなずきながら聞いたり,チャット機能を使って質問やコメントを送ったりするなど,オンラインならではの取組を行いました。
受講者からは,「『情報を何にのせ,発信するか』が,受け手の理解や感じ方等に影響を及ぼすということを考えたこともなかった。今後,そこまで意識して情報発信を行っていきたい。」「昔から行っていた研修会や講座などは,現在検討する時期に入っていると考えている。研修で取り上げられていたラジオでの授業等をうまく取り入れながら,今後の実施についても考えていきたい。」等の感想がありました。

  

第4回~ICTを活用した効果的な情報発信~

【開催日時】 令和3年12月10日(金)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室
【参 加 者】 伊佐市教育委員会社会教育課,大崎町教育委員会社会教育課,日置市教育委員会社会教育課,枕崎市教育委員会生涯学習課,
南九州市教育委員会社会教育課,計5人
【内  容】
(1)  情報を効果的に発信するためのチラシ作成のポイント
(2) 効果的なキャッチコピーつくりのポイント
(3) 著作権について
(4) 読み手の心を掴む効果的なチラシ作成のポイント

情報を効果的に発信するためのチラシ作成のポイントについて,ワークショップを取り入れながら行いました。前半は,まず受講者が一番印象に残ったチラシについて意見交換をしました。次に,フォントや色の使い方,写真やイラストの配置等について,具体例をもとに学んでいただきました。後半は,前半に学んだことをもとにチラシ作成を行いました。最後に受講者が作成したチラシをもとに発表し合い,受講者が幅広い視点をもてるような機会を設けました。
受講者からは,「ワークショップを通して,皆さんからいろいろな意見・感想を聞くことできて参考になった。」「読み手の心を掴む効果的なチラシ作成,ポイントを教えてもらいよかった。」「 受講者の皆さんが作成したチラシを見ることができてよかった。皆さんのチラシがすばらしく参考になった。自分はもっと勉強しなければと思った。」などの意見がありました。

 

 

 

第3回~視聴覚教材予約システムの効果的な活用~

【開催日時】 令和3年10月6日(水)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室
【参  加  者】 指宿図書館,西之表市教育委員会社会教育課,大崎町教育委員会社会教育課,計4人
【内  容】
(1) 視聴覚ライブラリーの運営
(2) 視聴覚教材予約システムの利用法
(3) 教育メディアとして普及し始めたオンライン講座の企画運営に関する講義及び演習

本センター職員が講師を務め,視聴覚教材の予約等を行う機会のある方々を対象にオンラインにて実施しました。              講義では,視聴覚教材予約システムの効果的な活用について,Web会議システム「Zoom」を活用し,視聴覚教材予約システムの操作について説明を行いました。
講義・演習では,教育メディアとして普及し始めたオンライン講座の企画運営に関する内容について,Zoomの「画面の共有」機能を活用して講師が指導した後,実際に受講者に操作を行ってもらいました。また,今回はブレイクアウトルームでの活動を体験する機会を設定し,より具体的にWeb会議システム「Zoom」を活用した研修会や講座を運営できるように工夫を行いました。
受講者からは,「実際にシステムを使用することができて,分かりやすかった。予約の方法,変更の仕方など細かいところまで知ることができてよかった。」「オンライン講座については,課内でも度々実施できないかという話になるが,なかなか実現できずにいる。今回の講義を受けたことで,より深くオンライン講座のやり方などを知ることができた。まだまだ,課題等は山積みであるが町民の方々の学びを保証するために,もっとオンライン講座について勉強していこうと思った。」などの意見がありました。

 

第2回~ICTを活用した効果的な情報発信~

【開催日時】 令和3年6月16日(水)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室
【参  加  者】 南さつま市教育委員会生涯学習課,指宿市教育委員会社会教育課,指宿図書館,計6人
【内  容】
⑴ 情報を効果的に発信するためのチラシ作成のポイント
⑵ 効果的なキャッチコピーつくりのポイント
⑶ 著作権について

情報を効果的に発信するためのチラシ作成のポイントについて,遠隔会議システム(Zoom)を活用しワークショップを取り入れながら行いました。前半は,まず受講者が一番印象に残ったチラシについて意見交換をしました。次に,フォントや色の使い方,写真やイラストの配置の仕方,キャッチコピーの作り方について,具体例をもとに学んでいただきました。後半は,前半に学んだことをもとにキャッチコピー作成を行いました。最後に受講者が作成したキャッチコピーをもとに発表し合い,受講者が幅広い視点をもてるような機会を設けました。

受講者からは,「受講前のチラシの印象と,講義でポイントを説明してもらい,そのポイントの視点に立って見たチラシの印象が違ったことに驚いた。参加者それぞれの意見を聞き,人の見方は様々だということを改めて感じた。今後,チラシを作成する際は,伝えたい相手の年代も考えながら見やすく分かりやすいデザインになるよう心掛けたいと思う。」などの意見がありました。

 

第1回~視聴覚教材予約システムの効果的な活用~

【開催日時】 令和3年5月21日(金)13:30~16:00 (2時間30分)
【会  場】 Web会議システム(Zoom)によるオンライン開催
【参 加 者】 南さつま市教育委員会生涯学習課,南九州市教育委員会社会教育課,計4人
【内  容】
(1) 視聴覚ライブラリーの運営
(2) 視聴覚教材予約システムの利用法
(3) 教育メディアとして普及し始めたオンライン講座の企画運営に関する講義及び演習

本センター職員が講師を務め,視聴覚教材の予約等を行う機会のある方々を対象にオンラインにて実施しました。

まず県視聴覚ライブラリーの概要と運営について説明しました。次に視聴覚教材予約システムの利用方法について、実際に視聴覚教材予約システムを操作しながら研修しました。最後に,参加者各自が講座のホスト役になったつもりで基本的な操作を行いながら,オンライン講座の企画運営について研修しました。
参加者からは,次のような感想がありました。
・予約教材システムについて,丁寧な説明でとてもよく分かった。これまであまり使う機会がなかったが,非常に便利なことが分かったので活用していこうと思う。
・Zoomを仕事上で初めて使用したので心配だったが,一から説明していただいてありがたかった。今後,オンライン会議を主催する側になったときは参考にしたい。

 

鹿児島市教育委員会生涯学習課 社会学級委員等研修会(後期)

【開催日時】 令和3年11月30日(火)14:00~15:50
【会  場】 サンエールかごしま 2階講堂およびYouTubeライブ配信(ハイブリッド)
【内  容】 社会学級委員等研修会(後期)

会場+YouTubeライブ配信のハイブリッド型の依頼を受け,支援を行いました。YouTubeライブ配信で受講する人の画面には,①講演や事例発表のプレゼンテーション資料,②手話通訳士,③講師,④要約筆記の合計4画面を1つの画面で見ることができるよう工夫しました。

鹿児島市教育委員会生涯学習課からは,「新しい研修のあり方を模索する中で,大きな一歩を踏み出すことができました。」という前向きな感想をいただきました。

参加者からは,「直接参加、リモート参加と選択できることがよかった。」「交通手段が限られ、移動の時間を要する地域からの出席者としては、リモート開催があって大変ありがたかった。また、感染予防にもつながったのではないかと思う。」などの感想があり,大変意義のある会になったことが感じられました。

       

令和3年度大隅地区教育メディア研修講座

【開催日時】 令和3年8月6日(金)10:00~16:30 (2時間30分)
【会  場】 鹿屋市市民交流センター(リナシティかのや)1階パソコン学習室
【参  加  者】 教職員・市町教委社会教育関係職員(18人)
【内  容】
≪講義①≫ 鹿児島県視聴覚ライブラリーについて
≪講義②≫ 情報モラル教育について
≪講義・演習③≫ 遠隔会議システムの活用
≪講義・演習④・⑤≫ 視聴覚教材の作成
大隅地区の教職員と市町教育委員会社会教育関係職員を対象に,本センターの職員が講師として実施しました。
「講義①」では県視聴覚ライブラリーの教材の貸出方法や活用場面について具体的に説明を行いました。「講義②」では情報モラル教育について,「ネットトラブルを子供たちに自分事として受け止めさせるためには」というテーマで教材を使った演習を交えて実施しました。「講義・演習③」では,このコロナ禍で一気に普及した遠隔会議システムの活用ということでソフトの機能や効果的な活用について受講者に操作してもらいながら行いました。最後に「講義・演習④⑤」ではプレゼンテーションソフトを使って実際にデジタル教材を作成する研修を行いました。

受講者からは,「授業や教材研究に生かせる材料を多く学ぶことができ,とても学びの多い時間となった。実際に体験したりやってみたりする時間がとてもためになった。早速夏休み中に準備をしたいと思った。」「ネットの怖さを伝えるだけではなく,どのようなルールをつくればいいのか,ルールの意味や具体性などについても子供といっしょに話し合っていく必要があると感じた。また自分の学級でも実践して生かしていきたい。」などの意見がありました。

講座の様子

 

(薩摩川内市)令和3年度パソコンによるビデオ編集講座

【開催日時】 令和3年7月21日(水)10:00~16:00
【会  場】 薩摩川内市中央公民館1階 視聴覚室
【参  加  者】 薩摩川内市民(計10人)
【内  容】
(講義1)ビデオ映像作品制作の詳細/シナリオ作成/ビデオ編集の役割と技法/ ビデオ撮影の基本
(演習1)デジタルビデオカメラによる撮影
(演習2)ビデオ編集ソフトの基本操作説明と演習
(演習3)ビデオ作品制作

本センターから講師として職員を派遣して行いました。
受講者は,午前中撮影や編集に関する講義を1時間程度受けた後,公民館周辺に出かけ,自由にビデオカメラで撮影を行いました。午後からは,動画編集ソフトの使い方について学んだ後,撮影した動画ファイルをパソコンに取り入み,編集作業を行い,完成した動画をDVDに保存する作業を行いました。 受講者からは,「丁寧な説明で分かりやすかった」「思わず夢中になってしまった」「動画作成が身近になった」「撮影する時間がとても楽しかった」などの意見がありました。天気も良くとても充実した講座になりました。

講義:カメラの操作を学ぶ様子  演習:実際に撮影する様子

 

オンライン研修(屋久島町立一湊小学校)~子供たちに自分事として考えさせる情報モラル教室~

【日  時】令和3年6月12日(土)10:20~11:05(45分)
【会  場】屋久島町立一湊小学校 理科室
【参  加  者】屋久島町立一湊小学校保護者(23人)
【内  容】◇ 情報モラル教育
・ ネットトラブル等を子供たちに自分事としてとらえさせる工夫
・ オンラインゲーム課金の仕組み
・ ペアレンタルコントロール

屋久島町立一湊小学校の保護者を対象に,本センターと一湊小学校をオンラインでつないで,本センターの職員が講師として実施しました。

子供たちを取り巻くインターネットの現状について説明をした後に,子供たちにネットトラブルを自分の事としてしっかりと受けとめさせるために保護者としてどのような工夫ができるか,家庭内ルールを子供たちに自主的に守らせるために,どのような工夫ができるかということについて,講義を行ったり保護者間で意見交換を行ってもらったりしました。

次に,オンラインゲームの課金の仕組みや,子供たちがオンラインゲームで遊ぶ際に親子で確認すべきことなどについても参加者全員で考えてもらいました。

最後にネットトラブルから子供たちを守る手段として「ペアレンタルコントロール」について説明を行いました。

参加した保護者からは,「家庭内ルールを作る際に,親目線でルールを決めてしまうことが多いので,子供と一緒に考えて子供が守ることのできるルールを作っていきたいと思いました。」「相手との価値観など違うと思うので家族で一度話し合ういい機会になりそうです。」などの感想がありました。

本センターから配信する様子

 

写真撮影技術講習会

【開催日時】 令和3年4月28日(水)10:00~11:30 (90分)
【会  場】 かごしま県民交流センター 西棟5階 ICT大研修室
【参  加  者】 議会活動について写真撮影を行う機会のある職員(計9人)
【内  容】 議会の活動記録や広報に用いる写真について,被写体をより見やすく効果的に表現する
撮影技術について

本センターの職員が講師を務めて実施しました。
被写体をより見やすく効果的に表現するためのカメラの構え方をはじめ,ピントの合わせ方,構
図の工夫などの撮影技術や撮影のポイントについて,実際に撮影を行いながら演習形式で行いま
した。

参加者からは,「写真を撮る時に空間をどのように使うかを意識して撮影できるようにしたい。」
「カメラの持ち方から構図の考え方まで大変参考になった。」「被写体だけではなく,背景もよく
考えて撮影することが大事だと感じました。」などの感想がありました。

 

第1回北薩地区教育担当者等研修会「家庭におけるインターネットとの関わり方」

本センターと北薩教育事務所をオンラインでつないで実施されました。
【開催日時】 令和3年4月23日(金)15:45~16:45 (60分)
【会  場】 北薩地域振興局第2庁舎2階会議室
【参  加  者】 各市町教育委員会社会教育担当課長,職員等(計34人)
【内  容】 (1) 情報モラル教育  (2) 遠隔会議システムの紹介

令和3年度第1回北薩地区社会教育担当者等研修会のオンライン研修の時間帯に,本センターの職
員が講師を務めて実施しました。

今回は,2つの情報モラル教育啓発教材を使い,実際に体験してもらうと同時に,各市町村でこ
れらをどのように活用することができるかという視点でお話ししました。

また,子供による機器の使用状況を正しく把握するための「ペアレンタルコントロール機能」の
紹介をしました。

さらに今回の講座をオンラインでどのように配信しているか,その仕組みについても紹介しました。

参加者からは,「説明が具体的で非常に分かりやすかった」,「対面での講座の中で,
必要に応じてオンライン講座のコマを入れることで,効率の良いメリハリのある研修となった」
などの感想がありました。

本センター側から配信する様子

令和2年度のメディア研修講座

◆令和2年度霧島市社会教育コーディネーター研修会

本センターと霧島市役所をオンラインでつないで実施されました。
【開催日時】 令和3年3月18日(木)午後3時~午後4時
【会  場】 霧島市役所 別館4階 大会議室
【参 加 者】  霧島市社会教育コーディネーター・社会教育指導員・霧島市社会教育課職員(計10名)
【内  容】 ◎ 遠隔会議システム(Zoom)の操作に関する講義・演習
◎ 情報モラル教育

本センターの職員が講師を務めました。遠隔会議システム(Zoom)の操作に関する講義や演習では,Zoomの操作をZoomで分かりやすく説明するために,本センターの使用機器の接続の仕方等に改良を加えました。

通常使用するカメラのほかに,講師が操作しているパソコン画面を映すためのカメラをもう1台接続し,研修の場面ごとに2台を切り替えながら実施しました。

参加された皆さまからは,「分かりやすい説明でした。」「非常に便利なツールだと感じました。」などの感想をいただきました。

本センター側から配信する様子

 

◆情報モラル教室(鹿児島市立吉野小学校家庭教育学級)~インターネットとの上手な関わり方~

吉野小学校の家庭教育学級で,子供たちの情報モラルについて,「インターネットとの上手な関わり方」というテーマで講座を行いました。

◇ 日時:令和2年11月18日(水)
◇ 会場:鹿児島市立吉野小学校 校区公民館
◇ 対象者:1年生保護者(計21名)

◎ 講座の内容
(講義)
・子供たちを取り巻くインターネット環境について
(演習・ワークショップ)
・子供たちにネットトラブルを自分の事としてとらえさせるための工夫
・子供たちに家庭内ルールを自発的に守らせる工夫
・家庭内ルールづくりのポイント

演習やワークショップでは,活発な意見交換が行われ,にぎやかな雰囲気の中で行われました。各家庭で困っていることなどの情報共有もできたようです。
「家庭内ルールの曖昧な部分を子供と一緒に考えていくきっかけになりました。」などの感想をいただきました。

 吉野小学校家庭教育学級の様子

 

◆情報モラル教育(指宿市立山川中学校家庭教育学級)~インターネットとの上手な関わり方~

山川中学校の家庭教育学級で,子供たちの情報モラルについて,「インターネットとの上手な関わり方」というテーマで講座を行いました。
◇ 日時:令和2年11月13日(金)
◇ 会場:指宿市立山川中学校
◇ 対象者:3年生保護者及び教職員(計48人)

◎ 講座の内容
≪講義≫
・子供たちを取り巻くインターネット環境について
≪演習・ワークショップ≫
・子供たちにネットトラブルを自分の事としてとらえさせるための工夫
・子供たちに家庭内ルールを自発的に守らせる工夫
・家庭内ルールづくりのポイント

実際に情報モラル教育の教材を使った演習に取り組んでもらいました。保護者の方々は近くの
方と積極的に意見交換をされていました。

 
山川中学校家庭教育学級の様子

 

◆指宿市教育委員会社会教育課職員研修会~Web会議システム活用研修~

◇ 日時:令和2年11月5日(木) 14:00~16:00
◇ 会場:ふれあいプラザなのはな館
◇ 対象者: 指宿市教育委員会社会教育課職員(20人)
◇ 内容
テーマ:「社会教育におけるICTの活用について」
指宿市会場とかごしま県民大学中央センター ZOOMによるオンライン研修

●講義
・ICT活用の効果
・Web会議システムに必要となるICT機器等
・Web会議システムを活用した先進事例
●演習
・Web会議システムの特徴
・Web会議システム機器接続
・チャットや画面共有等を活用したWeb会議システム体験
●グループ協議
・Web会議システムのメリットとデメリットについて

○ 対面型式とは違うWeb会議システムのメリットとデメリットを実感できた研修会になりまし
た。
メリットを生かしたオンライン研修会のあり方が今後の課題になってくると感じました。

   
県民大学中央センター職員による講話 グループ協議の様子
   
Web会議システム接続機器の説明 指宿市会場の様子

 

◆姶良・伊佐地区社会教育関係職員研修会~社会教育におけるICTの活用について~

◇ 日時:令和2年10月16日(金) 13:30~16:45
◇ 会場:霧島市メディアセンター
◇ 対象者: 姶良・伊佐地区社会教育関係職員(23人)
◇ 内容

最初に2人1組のペアになって遠隔会議システム(ZOOM)の体験をしてもらいました。
そして,生涯学習講座に遠隔会議システムを取り入れた先進的な取組や遠隔会議システムの構成の工夫について紹介しました。
また,インターネットを活用した申込フォームの作成の仕方について実技演習に取り組んでもらいました。
参加された方々からは,「遠隔会議システムを活用した生涯学習講座の企画・運営について今後検討していきたい。」等の声が聞かれました。

 
 Web会議システムを使った自己紹介  研修内容についてのシェアリング

 

市町村等メディア研修支援

市町村が実施する情報モラルや情報セキュリティ,情報機器活用等に関する研修に本センターの職員が指導者・講師として出張し,講座等をサポートする活動を行っています。

令和2年度曽於市立檍小学校家庭教育学級「親子プログラミング教室」の様子

◇主催  曽於市立檍小学校
◇期日  令和2年9月12日(土)
◇場所  曽於市立檍小学校 パソコン室(2階)
◇対象  曽於市立檍小学校の保護者及び児童(保護者14名 児童23名 計37名)
◇講師  かごしま県民大学中央センター 野浦知生 指導主事
◇内容     講話・親子でビジュアルプログラミング体験
◇家庭教育学級の様子
当日は,保護者14名,児童23名 計37名が参加し, Scratch(スクラッチ)というソフトを使って,ビジュアルプログラミングを体験しました。
会場では,1家族に1台のタブレット端末を用意し,親子で話し合いながら,プログラミングに取り組んでいただきました。
親子で考えたプログラムを組み合わせて,プログラムした通りに画面上のキャラクターが動くと,「おお!」という歓声が上がったり,笑顔とともに「やったぁ!」という声が聞かれたりして,和やかな雰囲気の中,最後まで楽しくプログラミング体験をすることができました。

   

家庭教育学級「親子プログラミング教室」の様子

メディア研修講座

本講座は,市町村等で実施するメディア研修の充実と視聴覚教材の利用促進を図るために,社会教育・生涯学習関係者を対象として,毎年開催しています。
今年度は,コロナウイルス感染症感染拡大を防止するために,2つの講座を併せた上で更に時間を短縮し,内容を絞って実施しました。

日時:令和2年8月21日(金)13:30~16:00

場所:かごしま県民交流センター西棟5階・制作演習室/東棟4階・小研修室第3

教育メディア担当者研修会

視聴覚ライブラリーの運営と視聴覚教材管理システムの利用法について演習を交えた研修を行いました。県視聴覚ライブラリーがどのようにして運営されており,どのような事業を行っているのかについて講義が行われました。また,視聴覚教材管理システムを実際に操作しながら,視聴覚教材予約の方法を習得していました。参加された方々からは「県視聴覚ライブラリーの意義について理解できた。」「改めて基本に返って学習することができた。問合せにも対応できる。」「次回は,予約システムで予約しようと思う。使い方がよく分かった。」という感想が寄せられました。

 研修会の様子

タブレット・スマホで情報発信~教育メディアの効果的な活用~

「情報を効果的に発信するためのチラシ作成のポイント」について研修を行いました。情報伝達手段の1つであるチラシ作成について,「文字」「レイアウト」「イラスト・写真」「キャッチコピー」の視点から講義や意見交換を行いました。地域に伝えたい情報を効果的に伝えるためのポイントを確認することで,チラシ作成のヒントを得ていたようでした。参加された方々からは「チラシ作成の視点のヒントを得ることができた。」「意見交換を行うことで,自分が気付かない視点を教えてもらった。」「配布する対象を意識したチラシ作成の大切さを学んだ。」という感想が寄せられました。

研修会の様子

市町村等メディア研修支援

市町村が実施する情報モラルや情報セキュリティ,情報機器活用等に関する研修に本センターの職員が指導者・講師として出張し,講座等をサポートする活動を行っています。

令和2年度第1回南薩地区社会教育担当者研修会の様子

◇主催 南薩教育事務所
◇期日 令和2年7月3日
◇講師 かごしま県民大学中央センター学習情報係長 弓指 修
◇対象者 南薩地区社会教育担当者19人
◇会場 ふれあいプラザなのはな館
◇内容 講話・グループ協議
◇研修会の様子
まず,鹿児島県視聴覚ライブラリー所有のDVD「親や先生が知らない!子供防犯スク ール」を視聴した後、家庭でのルール作りについて本センター学習情報係長が講話を行いました。
インターネット利用等に関する調査からインターネット接続機器の所持率,平均利用時間、インターネット接続機器に関する家庭内ルールの設定率等を見ながら,実態 把握とそこから見えてくる課題等について共有を図りました。
最後に行われたグループ協議では、「家庭でのメディアの付き合い方」について熱のこもった話し合いが展開されていました。参加された方々からは、「子育てをされている方をはじめ、幅広い年代の方々にも現状を知っていただきたい。」「実際に使っている私たちがその危険性を中・高生に伝えていく機会をつくっていきたい。」という意見がありました。

研修会の様子